昔からたぬきの置物の街として、最近では朝ドラ「スカーレット」の舞台として注目された信楽。
信楽には「信楽高原鉄道」という電車が便利に行ける手段となっています。
地方の私鉄ということで、少し運賃が高いので敬遠している人もいるかもしれません。
信楽高原鉄道だけの一日乗車券はないのですが、近江鉄道と一緒に利用できる一日乗車券を購入すれば、
信楽高原鉄道だけを利用しても十分お得に利用できます。
今回は、信楽高原鉄道をお得に利用できる一日乗車券「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」について紹介していきます。
信楽高原鉄道だけの一日乗車券がない
まず、信楽高原鉄道には一日乗車券の販売が基本的にありません。
乗り放題で利用したいという場合は、後ほど紹介する近江鉄道とのフリーきっぷを利用するのが一番やりやすい方法になります。
貴生川と信楽の往復なら940円
信楽高原鉄道の始点である貴生川(きぶかわ)駅から終点の信楽駅までの大人の乗車料金は470円です(2021年7月時点)
往復で940円となり、近江鉄道と信楽高原鉄道の一日乗車券の価格が1050円となります。
信楽高原鉄道だけを利用する場合でも、十分にお得なフリーきっぷとなります。
信楽高原鉄道はICOCAやSuicaも使えない
ちなみに、信楽高原鉄道はICOCAや Suicaなどの交通系ICカードは利用できません。
現金で支払いとなります。
貴生川駅では、JRと信楽高原鉄道は改札を出ることなく乗り換えできます。
ICでの乗り換えの場合は信楽高原鉄道のホームにICカードをタッチする機械がありますので、必ずタッチして現金で乗車してください。
(一旦改札を出て、きっぷを買っても問題ないです)
近江鉄道とセットのフリーきっぷ「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」なら信楽高原鉄道も乗り放題
信楽高原鉄道を乗り放題で利用するには、近江鉄道も乗り放題で使える「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」を利用する方法です。
先ほども言ったように、信楽高原鉄道だけの利用でも1往復以上すれば料金以上の運賃を利用できるのでお得になります。
多賀大社も行ける
また、近江鉄道沿線には、ご利益が縁結びと長寿で有名な多賀大社があります。
神社自体も綺麗で大きく、駅から多賀大社までの道のりも風情ある通りになっています。
信楽とセットで観光してみてもいいでしょう。
近江鉄道もICOCAやSuicaは使えない
信楽高原鉄道もそうですが、近江鉄道もICOCAやSuicaのような交通系ICカードの利用はできません。
「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」利用の場合は特に気にすることなく、きっぷの提示だけで乗り降りできます。
その面も考えるとフリーきっぷの使い勝手も大きいと感じますね。
近江鉄道はなぜか西武グループ
近江鉄道自体は近畿の鉄道ではあるのですが、会社は西武鉄道のグループになっています。
米原などで乗り換える際に、ライオンズの選手の写真が壁に貼られていたりするので初めての人はビックリするかもしれません。
びわこ京阪奈フリーきっぷの概要
びわこ京阪奈フリーきっぷは、近江鉄道と信楽高原鉄道の全線乗り放題で使える一日乗車券です。
価格は、大人1050円となっています。
販売は近江鉄道と信楽高原鉄道の有人窓口で買うことができます。
利用できるのは、土日祝のみ
びわこ京阪奈フリーきっぷに注意点が一つだけあります。
利用できる日が土日祝のみとなっています。
お盆休みや年末年始などで平日ダイヤの場合などには販売されていないかもしれませんので注意してください。
電車の本数が少ないので、計画した方が回りやすい
また、近江鉄道も信楽高原鉄道も運行本数があまり多くありません。
乗り換えして移動したい場合は、事前に計画を立てて行動した方が効率よく回れます。
Yahooの路線検索などで調べるか、降りた駅で次になる方向の時刻表を調べるなどして確認すればスムーズに観光などができます。
北近畿びわこフリーきっぷを使って、日帰り観光で実際に回ったルート
まずは、JR米原駅からスタートして、
近江鉄道で多賀大社を目指します。
参詣道が雰囲気があって良かった!
お参りを終えて、そのまま貴生川駅まで移動。
貴生川から信楽高原鉄道に乗り信楽まで、
途中の山を越える風景が素敵でした
信楽で定番のたぬきの置物などを見て楽しんで、
また貴生川まで戻り八日市の駅内にある「近江鉄道ミュージアム」に立ち寄って近江八幡からJRで大阪まで帰りました。
まとめ
信楽高原鉄道を使って陶芸の町である信楽を楽しむには、びわこ京阪奈フリーきっぷはお得に利用できる方法です。
信楽高原鉄道だけで利用するもよし、近江鉄道を一緒に満喫するもよし、どちらにひしてもお得に利用できるきっぷになっています。
信楽に行きたいときに、候補の一つとして考えてみてください。
(リンク)
びわこ京阪奈線フリーきっぷ
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