旅行などはあまり控えたほうがいいけど、暖かくなってきたし少しだけおでかけしてみたいという人もいると思います。
今回は大阪でおでかけするには最適な大阪メトロの1日乗車券とエンジョイエコカードについてに紹介したいと思います。
土日に利用することでお得に利用できる上に、観光施設や文化施設の割引も受けられる大阪のおでかけに最適なチケットになります。
今回は、エンジョイエコカードの料金や場所、乗れる範囲について、さらには個人的なプランなども紹介していきます。
エンジョイエコカードとは
エンジョイエコカードは、大阪メトロが発行している平日大人800円、土日祝日は600円で大阪メトロの地下鉄・大阪シティバス(IKEAとUSJ行きをのぞく)を利用できる1日乗車券です。
エンジョイエコカードで乗り降りできる大阪メトロの範囲は、大阪メトロ公式サイトの路線図の色付きの四角形で囲まれた駅でになります。
バスに関しては、USJとIKEA鶴浜に向かう路線の大阪シティバスの路線には乗車可能です。
大阪メトロと言われてはいますが、バスや地下鉄は隣の市へ行ける路線もあります。地下鉄で言えば、谷町線の大日や太子橋今市など守口市に。
御堂筋線では、江坂(吹田市)と北花田から新金岡(堺市)、中央線では長田(東大阪市)まで行くことが可能です。
バスではもう少し範囲があり、門真市などにも行くことができます。
地下鉄とバスのほか、エンジョイエコカードを提示すると大阪城などの観光施設や美術館や動物園などの入場料金が割引になるなど特典もありますので観光にもぴったりの一日乗車券です。(後ほど紹介します)
改札を通った段階から終電まで利用できる
1日乗車券は、当日購入も事前購入も可能です。
最初に改札を通った時点から使用をスタートして、その日の終電まで利用できますので朝から晩まで一日中大阪を楽しむ人にはお得に利用できるチケットです。
エンジョイエコカードの買い方
エンジョイエコカードは、大阪メトロの地下鉄の駅の自動販売機で購入することができます。
平日用と土日用が同時に売られているので利用したい日に合わせて選んでください。目的の日に合わせて事前購入もできます。
特に、土日に利用したいのに平日券を購入した場合には200円の差額がありますので購入のときにチェックをしておいたほうが良いです。
金券ショップでも数十円安く売られている
また大阪駅前第2ビルなどにある金券ショップでも取り扱われていて、定価の数十円ほど安く買えます。
普段使っている通勤ルートや定期券圏内にチケットショップなどがある場合は少しお得に購入できます。
わざわざチケットショップまで出向くには金額差がないので、その場合は地下鉄の駅などで定価購入する方が確実に手に入ります。
エンジョイエコカードの使い方
買ったはいいが使えないということがあってももったいないので、軽く使い方についても触れておきます。
基本的には改札を通すということになります。バスでもほぼ同じような手順で、イメージより簡単に利用することもできます。
バスと地下鉄を組み合わせて有効利用することも簡単にできますので、利用してみてください。
地下鉄でのエンジョイエコカードの使い方
地下鉄の場合は、カードの入る自動改札にエンジョイエコカードを通すことで乗り降りができます。
最近では、IC乗車券での乗車が増えていますので、カードを通せる自動改札も少なくなってきていますので確認が必要です。
だいたいの場合は赤色の自動改札がカードが通せるものになっているので、色を参考にしてみるのも方法のひとつです。
バスでのエンジョイエコカードの使い方
バスに関しては、降車時に運賃箱にあるカードリーダーにエンジョイエコカードを通すことで降りることができます。
バスに乗る際は、カードを通したり整理券をとるなどは必要なく目的のバスが来たら乗り込むだけで大丈夫です。
バスの乗り方が簡単になっていますので、地下鉄と組み合わせて利用も簡単になっています。
エンジョイエコカードで大阪観光も楽しめる
エンジョイエコカードは、一日乗車券の機能のほかに観光施設などで入場料金が割引になる施設が約30ヶ所あります。
割引制度を活用して大阪観光を楽しむとエンジョイエコカード土日版の料金600円以上の割引を受けることもできますのでさらにお得に活用できます。
エンジョイエコカードで割引を受けられる観光スポット
- 大阪城天守閣
- 西の丸庭園
- 梅田スカイビル
- 天保山大観覧車
- スパワールド
- アクアライナー
- 咲洲庁舎展望台
- キャプテンライン
- 大阪ダックツアー
エンジョイエコカードで割引を受けられる文化施設
- 大阪くらしの今昔館
- 総本山四天王寺
- 大阪歴史博物館
- 東洋陶磁美術館
- 国立国際美術館
- 大阪起業家ミュージアム
- 上方浮世絵館
- 大阪市立美術館
- 湯木美術館
- 大丸ミュージアム梅田
- 天満天神繁昌亭
エンジョイエコカードで割引がある子供と楽しめる施設
- 天王寺動物園
- キッズプラザ大阪
- 大阪市立科学館
- 長居植物園
- 咲くやこのはな館
エンジョイエコカードで600円以上の割引がある施設
- サンタマリアデイクルーズ
- 国立文楽劇場
割引をゲットしつつエンジョイエコカードを最大利用するプラン例
個人的にエンジョイエコカードを利用して、この割引施設を利用するプランを2つほど考えてみました。
出発地点は、新幹線で来たという想定で新大阪にしています。
おでかけの参考にしてみてください。
観光プラン(王道観光バージョン)
- 新大阪出発
- 御堂筋線・天王寺着
- 徒歩移動で、四天王寺を参拝
- 天王寺から御堂筋線で1駅移動して動物園前へ
- 新世界で串カツを堪能する。
- 堺筋線で乗り換えて、天満橋まで
- 徒歩で大阪城公園天守閣と西の丸庭園を見る
- 天満橋に戻り、谷町筋線に移動して東梅田着
- 梅田で夕食を楽しむ
- 歩いて新梅田シティ空中庭園展望台で夜景を楽しむ
- 新大阪駅に戻る
観光プラン(子供と楽しむバージョン)
- 新大阪出発
- 御堂筋線・長居駅
- 長居動植物園を見る
- 御堂筋線で長居から動物園前駅まで
- 天王寺動物園を楽しむ
- 動物園前から大国町へ御堂筋線で移動して、肥後橋駅まで移動
- 大阪市立科学館を楽しむ
- 新大阪駅に戻る
相互接続している私鉄はエンジョイエコカードの対象区間外
大阪メトロは阪急、北大阪急行、近鉄と相互乗り入れで接続されています。
しかし、エンジョイエコカードの対象の地域となりませんので相互乗り入れの路線を利用する場合は注意をしてください。
乗り越しする場合には、乗り越しの自動支払い機が対応していない場合もあります。
その場合は、駅員さんのいる窓口にて乗り越し料金を支払う必要があります。
各路線によって、対応状況が異なります。分からなければ駅員さんに聞くのが早いでしょう。
相互乗り入れしている阪急・北大阪急行・近鉄に加えて、JRとモノレールについても紹介します。
阪急(堺筋線・天神橋筋六丁目から接続)
阪急電車は、堺筋線で天神橋筋6丁目から北千里線に接続しています。
エンジョイエコカードで利用できるのは、天下茶屋から天神橋筋6丁目までになっています
阪急電車で1日乗車券を利用したい場合は、阪急電車と阪神電車の全路線を利用できる「阪急阪神パス」が販売されています。
近鉄(中央線・長田駅からけいはんな線に)
近鉄は、中央線で長田駅からけいはんな線に接続されています。
エンジョイエコカードでの中央線の対応範囲は、コスモスクエア駅から長田駅からまでになります。
近鉄での一日乗車券の販売はなく、土日と月OR金の3日間連続で近鉄の全路線を利用できる「近鉄週末パス」が発売されています。
北大阪急行(御堂筋線で江坂から千里中央まで)
北大阪急行は御堂筋線の江坂駅から接続されています。
エンジョイエコカードの御堂筋線の対応範囲は中百舌鳥駅から江坂駅までです。
北大阪急行自体は、運賃も安いので通常運賃をし払っても安く乗車できる路線でもあります。(江坂 千里中央で140円)
北大阪急行自体の一日乗車券の発売はありませんので、通常運賃を支払うことになります。
JRもエンジョイエコカードの対象区間外
JRは大阪メトロと接続されていません。エンジョイエコカードの対象地域にもありません。
JRは学生の長期休暇の期間中に発売されている「青春18きっぷ」や、秋の「乗り放題パス」などを利用する方法があります。
また、JR西日本独自の乗り放題パスなども季節ごとに発売されています。
JRで乗り放題で利用したい場合は、エンジョイエコカードを購入せずに上記の乗り放題企画乗車券のなどを検討してください。
大阪モノレールもエンジョイエコカードでは乗れません
モノレールは大阪メトロでは、大日駅と接続している千里中央駅や阪急線など駅で乗り換えが可能です。
大阪モノレールもエンジョイエコカードの対象路線には入っていません。
大阪モノレールの一日乗車券は別途発売されていますので、そちらを検討してみてください。
エンジョイエコカードの使えるルートは無限大
移動も安く済ませられて、施設の割引なども受けられるエンジョイエコカードは、観光にも普段利用にも使える便利な1日乗車券です。
アイデア次第で大阪をいろんな角度から楽しめる便利な1日乗車券になりますので、活用して楽しい大阪をめぐって楽しみましょう。
(公式サイト)
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